現在、日本技術ツリーには軽戦車ルートは存在せず、また近い将来においても実装は発表されていません(2023年3月現在)。 本妄想ツリーでは日本らしい軽戦車ルートとして、TierX 105GSRを到達点とする置き偵またLidium*1とでも言うべき性能のものを提案します。 双輪軽戦車やハルダウン中戦車の跋扈する昨今の環境では、お世辞にも強力なニッチではないかもしれませんが、そこも含めて日本らしさが感じられるのではないでしょうか。
Tier 1はおなじみルノー乙、Tier 2もこれまたHa-Goとここは変わりありません*2。 Tier3ではChi-HoとChi-Haに分岐します。 両者とも性能は大きく変わらず、特にChi-HoはTDルートへの渡り線という程度の意味合いしかありません。 Tier 4にはKe-Niを配置しました。 もともとはTier 3車両ですが、タセ車の砲塔と機銃を積むことで下駄を履かせられるでしょう。
ケホは相応にBuffした上でTier 4からTier 5に格上げですが、75mm砲を積むのは正直やり過ぎ感があります。 しかし57mm砲の場合今度は苦行臭が漂ってくるのが難しいところでしょう。 Tier 6、7には戦後検討されたSTA 20t案と25t案をそれぞれ配置しました。 どちらも具体的な設計に移行する前に廃案となったため、9割がた架空戦車と言って差し支えないでしょう。 本妄想ツリーでは、前者がチャーフィーと日本戦車を悪魔合体させたもの、後者がSTA-1を縮小コピーした上で90mm砲を搭載したものとします。
Tier 8の25トン級軽戦車は75HSPと車体の共通化を図った偵察車両です。 これまた具体的な設計に至る前のコンセプト段階で終わっているので、ほぼ架空車両です。 Tier Xは105GSRという実際に試作された軽戦車(というか軽駆逐戦車)です。 ネタ不足なのでこれをデチューンしたものをGSRプロトタイプとしてTier 9に配置しました。
Tier 8プレミアム車両にはM4A3E8/T53が適任でしょう。 M4シャーマンベースの高機動車両であり、隠蔽性はLTに全く不適格ですが、体当たり専任車両としてミーム化する将来性があります。 その他、コマツの試作IFVであるB78もギリギリWoTに登場させられるかもしれません。
妄想日本戦車ツリーでは、現状Tier4止まりになっている軽戦車ルートをTier9まで延長する。
Tier2は据え置きだが、Tier3はこれまでのケニに代えてケニBが充当される。ケホはTier5に格上げし、Tier4はケニ車体の最終発展形である二式軽戦車が収まる。 これで旧陸軍の軽戦車を一種類水増しすることが出来る。
Tier4から格上げされたケホは、Tier5相当に性能が盛られる。陸軍軽戦車はここまでで、ここから先は自衛隊が運用、計画した車両になる。 ケホが日本陸軍最後の軽戦車であり、Tier6のニッチに合う軽戦車はアメリカからのレンドリース車両しかなくなってしまう。仕方がないのでここにはM41ウォーカーブルドッグを、オートローダー無しの史実砲でTier6軽戦車とする。 Tier7はかなり異色の車両になる。技術研究本部と川崎が協力して行った、M4中戦車にガスタービンエンジンを搭載する試験車両を、無理やり持ってきた。種別を軽戦車にするべきか中戦車にするべきか迷ったが、中華ツリーでチハが軽戦車扱いされてる例があるので、ここでは役割重視で軽戦車とした。
Tier8,9の車両は計画のみで実際には一両も作られなかった。 Tier8にはSTA-1の最初期の要求である、76mm砲搭載20t級車両を充てた。正直70%くらい妄想車両である。 Tier9の25t級軽戦車は、どうやら三菱重工を筆頭とする各社にプロポーザルを求めたらしく、Tier8よりは具体的なものが構想されていたと見られる。
Tier10に相当する車両あるいはその計画は、調べられる範囲では影も形もない。中間Tierを水増ししてTier9を格上げすることも出来なくはないだろうが、ただでさえ無理してケホを水増ししてる状態でさらに増やすのは困難だと思われる。 逆に、25t級軽戦車はもともと75式自走榴弾砲とファミリー化することが検討されていたので、そういう部分をツリー上でも再現する意味で、Tier10をSPGルートに合流させる方がより自然で、なおかつ史実にも沿った解決方法だと思う。 Tier10として、105mm低反動自走砲が有力な候補となるだろう。大雑把に言うとWZ-132-1の砲を振り回すAMX 13 105だ!