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M4A3E8/T53 の変更点

日本語表記:M4A3E8/T53

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T-53ガスタービン搭載試験中のM4戦車を後方から撮影したもの。機関室の部分が大きく盛り上がっている。
#attachref(3drdACk.jpg,nolink,100%); 

似たアングルから見たM4A3E8。これは砲塔があるのか無いのか…
#attachref(スクリーンショット 2017-04-12 19.44.46.png,nolink,50%);

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''スペック''
|車体|M4A3E8|
|車体装甲厚(mm)|63|
|重量(t)|31|
|エンジン|Kawasaki Lycoming T5311A|
|馬力(hp)|1100|
|出力重量比|35.5|
|武装|76mm Gun M1A2*|
|砲口初速(m/s)|790|
|類似火砲|*M4A3E8の主砲。砲塔は実際は搭載せず|
(日本ガスタービン学会会誌、Wikiより)

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*概要 [#s71864d1]
1969年から防衛庁技術研究本部と川崎重工業が、M4シャーマンを改造して制作した車載ガスタービン試験車両。写真を見る限り砲塔は取り外されているようだ。
一応ロマンを重視して無理やり砲塔を乗っけたという体で。
本車の一番の特徴は、規格外のエンジン出力と出力重量比である。この35.5という数字は、ソ連のBT-7を超える数字で、ギアボックスのことを考えなければ恐ろしい加速を実現できるはず?
重量は中戦車級なので、殺人的加速力と組み合わせれば軽戦車に対して体当たりも有力な対抗手段になるはずだ。

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''しかし背面をしばかれたらほぼ確定で炎上するであろう。''

懸案事項しては、最高速度がM4シャーマンから据え置きだとせっかくの高馬力を生かせない、Tierに対して貧弱な砲性能、突出した機関室のせいで操砲が制限されるなどがある。

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日本ガスタービン学会会誌の当該記事「特殊車両用ガスタービン」によると、改造元の車両はM4A3、エンジンはT53としか記載されていない。この当時自衛隊で運用されていたのはM4A3E8なので、ここではM4A3E8であると断定した。また搭載エンジンは、「KT5313Bターボシャフト発動機」によると、1969年当時川崎重工業で生産されていたのはT5311Aとのことだったので、この記述に準拠した。

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