Chi-Ri II のバックアップの現在との差分(No.2)
日本語表記:チリⅡ 画像は少々お待ちください スペック
(『丸』2011年10月号,Wikipedia) ※主砲は75口径でチリ車よりも高貫通(高初速)のものを用いたい。 概要実は完成時に(諸々の理由で)その存在意義が微妙になっていた五式中戦車チリであったが、一方で四式中戦車チトの400馬力空冷ディーゼルエンジンに過給器を装着することで、 エンジンの変更に伴って機関区画は短縮され、転輪はチリから一つ減って七個となった。転輪・駆動輪・誘導輪はチリのものが使われた。
砲塔側面・後面・上面の装甲厚はチリⅡ型は記録なし。 この比較を見てわかるとおり、チリⅡ型はチリより若干小型であり、五式チリ車を四式チト車生産型化した様な車両である。 また、四式チト車の代用として量産化の可能性がある車両であり、実際に(未公開の)四研会議資料の綴りには、相模陸軍工廠でのチリⅡ型の量産に関する記述が見られる。ゆえに、チリⅡ型の量産かはある程度真剣に議論されていたのである。 なぜなら、四式チト車はもともと57ミリ砲搭載戦車として一度完成はしていたが、急きょ75ミリ砲搭載に変更され、その結果重量が30トン超えになったにもかかわらず、操縦装置や動力系は20トン級戦車の設計のままであり、重量増に不安が残ったからである。 また、砲の換装に伴い砲塔が大型化し、操縦手と前方機銃手の搭乗ハッチを装備することを不可能にした。これらのハッチの搭載は、従来から強く求められていたが、チト車では実現できなかった。 また、四式チト車の代用として量産化の可能性がある車両であり、実際に(未公開の)四研会議資料の綴りには、相模陸軍工廠でのチリⅡ型の量産に関する記述が見られる。ゆえに、チリⅡ型の量産化はある程度真剣に議論されていたのである。 なぜそのようなことになったのかといえば、四式チト車はもともと57ミリ砲搭載戦車として一度完成はしていたが、急きょ75ミリ砲搭載に変更され、その結果重量が30トン超えになったにもかかわらず、操縦装置や動力系は20トン級戦車の設計のままであり、重量増に不安が残っていたからである。 また、砲の換装に伴い砲塔が大型化し、操縦手と前方機銃手の搭乗ハッチの搭載が不可能になった。これらのハッチの搭載は、従来から強く求められていたが、チト車では実現できなかった。 つまり、チト車に比して、当初から30トン超級75ミリ砲搭載戦車として開発されたチリⅡ型の方が設計に余裕があった(無理がなかった)からである。 そしてこのチリⅡ型が基になって、チリⅡ型固定戦闘室Ⅰ・Ⅱやホリ車が開発されていくはずだったのである。 |