日本語表記:試製五式四十七粍自走砲
スペック
※主砲については諸説あるが、情報が一番新しいグランドパワーによると一式四十七粍戦車砲Ⅰ型とされている。 (『帝国陸軍 戦車と砲戦車』(学研研究社 2002年)・Wikipedia・月刊グランドパワー2008年10月号より)
九五式軽戦車の車体を流用して作られた対戦車車両。非常に小型・低姿勢で、その車高は1.82m、全長5.1m、全幅2.27mとなっている。 昭和20年2月から研究を開始し、設計は4月に終了。四十七粍戦車砲Ⅰ型は6月に完成した。 主砲は、昭和20年度の時点で、四十七粍戦車砲Ⅰ型またはⅡ型を搭載することになっていた。その後、一式四十七粍戦車砲の搭載に変更された可能性も十分ありうる。 外観は砲塔を取り除いた突撃砲に近い。戦闘室は完全密閉ではなく、上面の一部が解放されている。 履帯幅が増大され、駆動輪が内部嵌合式に変更された。 最終的に試作車一両が完成し、ほかに50両生産されたという話もあるが、詳細はよくわかっていない。