Experimental 7.5cm Anti-Tank SPG Na-To のバックアップソース(No.3)
日本語表記:試製五式七糎半対戦車自走砲ナト

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''スペック''
|車体|四式中型装軌貨車チソ|
|車体装甲厚(mm)|12|
|重量(t)|13.7|
|エンジン①|統制型一〇〇式空冷4ストロークV型8気筒ディーゼルエンジン|
|馬力(hp)|165|
|出力重量比|12.04|
|武装①|試製七糎半対戦車砲I型|
|砲口初速(m/s)|830|
|武装②|試製七糎半対戦車砲Ⅱ型|
|砲口初速(m/s)|830|
|類似火砲|チリ初期砲・中間砲|
(Wikipedia、月刊グランドパワー2008年10月号)

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*概要 [#uecd10a4]
昭和17年11月に開発が決定され、18年2月に着手、翌年4月に設計が完了し、同年7月に試作砲2門が竣工(車台を除く)。この試作砲はⅠ型である。
この時点で、初速830m/sを記録したが、試験中に故障が発生し改修を求められた。
この改修は11月16日の射撃試験で大体良好となり認められたが、自動閉鎖機が不良であったためさらに改修。12月18日に修正機能試験を行ったが、抽筒機能が不良だった。そして、この試験の結果、第2案として緩衝装置をつけた八八式七糎野戦高射砲様式の自動閉鎖機を研究することになった。
そして、20年1月12日から15日まで伊良湖射撃場で修正機能抗甚試験および弾道性試験を行った。
この試験の結果以下の判決が下された。
1.防楯の前方に位置する操縦者に対しては全く防楯がない状態になっている。これは不適当だ。
2.前回から修正された自動閉鎖機は第2案の方が適当である。
3.整備面を考慮すると、試製七糎半戦車砲(長)と遥架体以上を共通とするように改修するのが適当だ。
初速試験では、一式徹甲弾(徹甲榴弾)・四式榴弾・四式徹甲弾(無炸薬徹甲弾)を使用した。
初速はそれぞれ、821m/s・858m/s・819m/sを記録した。
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次の段階として、試製七糎半戦車砲(長)と遥架体以上を流用することを計画し、これをⅡ型と称した。従来の試製砲はⅠ型と称することになった。
以下、各砲諸元
|名称|Ⅰ型|Ⅱ型|
|砲身長|4230mm(56.4口径長)|4230mm|
|砲身重量|761kg|840kg|
|後坐長|1250mm|400mm|
|高低射界|-8~+19|-10~+20|
|方向射界|左右各20度|左右各20度|
|全備火砲重量|1854kg|2680kg|
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昭和20年7月20日、搭載砲は「試製七糎半対戦車砲II型」から「五式七糎半対戦車砲」として制式化された。
量産は8月から相模造兵廠で行われる予定で、すでに70輌が生産に着手されていた。うち30輌が工程70%に達していた。
(Wikipedia・『月刊グランドパワー』2008年10月号)

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