日本語表記:試製十糎対戦車自走砲カト カト起案図側面 同:上面 同:正面
スペック
(『帝国陸軍 戦車と砲戦車』)
昭和18年8月2日研究実施計画で計画された対戦車兵器で、戦車砲と同一威力を狙い、とりあえず1000mで150㎜貫通を目標にしていたが、将来的には200㎜貫通を狙っていた。 19年2月7日の研究成果では、弾量16キロ、初速900m/sと、弾丸の特性を戦車砲のホリ砲と同一として開発が進んだ。 三菱重工東京機器製作所に、カト車(砲身含む)が発注された。納期は19年11月であった。 19年12月に機能試験、20年1月に竣工試験、20年2月に実用試験を経て3月に研究を終わる計画であった。
カト砲(車)諸元
終戦時、大阪陸軍造兵廠でカト砲2門が試製され、20年5月にほぼ研究を終えた状態だった。 また、車体は三菱東京丸子工場で進捗率50%のものがあった。