105GSR のバックアップ(No.2)

日本語表記:105mm低反動自走砲


Bf_2mDACQAEDGq3.jpg

スペック

車体60式106mm自走無反動砲
車体装甲厚(mm)20
重量(t)10*
エンジン①不明
馬力(hp)300*
出力重量比30*
武装①105mm低反動砲(ロイヤル・オードナンスL7ベース)
砲口初速(m/s)1478
類似火砲ロイヤル・オードナンス105mm族と基本的には一緒

*印は推定値
ソース


概要 Edit

コマツが試作した軽量の対戦車自走砲。車体は60SSベースなので恐らくその後継を狙ったものだと思われる。
この車両の特筆すべき点は、主砲のメカニズムだろう。この105mm低反動砲の駐退復座機構は独特で、前進砲というものに分類される。前進砲では、一般の砲でいう後座した状態が射撃前の待機状態で、そこから復座する過程で撃発する。すると復座中の砲身の慣性力と、砲弾の反動が相殺され、車体へ伝わる衝撃が大幅に抑制される。これにより、105GSRではバックブラストやカウンターマスを利用したり、専用の弱装弾を使うことなく、105mm L7を10トン規模の車体に搭載することを可能にした。ただし、砲身が固定されない状態で砲弾を発射する以上、あまり精度を期待できないという宿命を背負っている。
なお、この前進砲の技術は、今ではロストテクノロジーとなっているという噂である。
また画像にあるとおり、油気圧式懸架装置による姿勢制御にも対応していたり、自動装填装置(あまり性能は良くなかったようだが)を搭載していたり、小さな車体に意欲的な機能を盛り込んだ車両だったが、前進砲の精度不足や自動装填装置の不具合により採用されることなかった。


WoT的には、
・60SS譲りの超小投影面積
・(恐らく)高パワーウェイトレシオ
・ロイヤル・オードナンスL7搭載
・自動装填装置搭載
・姿勢制御が可能
とTier10に相応しい特性を兼ね備えているので、他国のTier10LTに勝るとも劣らない性能が期待できるだろう。
ただし、装甲は無いに等しいことや、小型車体ゆえの携行弾数の少なさはデメリットとなるだろう。フランスLT AMX-13-105から携行弾数と瞬間ダメージ量を減らして、貫通力を伸ばしたようなバランスであろうか。
ちなみに開発時期が1981年とWoTのレギュレーション的に問題があるように思えるが、ゲームバランスを破壊するほど飛び抜けた性能があるわけでもないという実質的な点と、中国LTのWZ-132-1に相当する近代化改修は1991年に行われたという名目的な点という二点を考えると、問題にはならないと思われる。


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