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Tank Destroyer Ku-Se の変更点

日本語表記:駆逐戦車(甲)・(乙) クセ

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*概要 [#u47ce3e5]
昭和18年度の研究計画において計画された駆逐戦車。アジ歴C14011075200にて戦55,戦56計画として追加された。
次のような研究要項が挙げられている。
#pre{{
一般戦車に比し地障踏破能力著しく優秀にして而も戦場速度大低姿勢なるものに就き研究す
主要諸元
 全備重量 約八トン
 主要武装 (甲) 七五粍短(固定)「タ」弾及榴弾
      (乙) 噴進爆雷
 装甲(最圧部) 約二〇粍
 湿地通過性能 徒歩兵辛うじて通過し得る湿地を行動し得るもの
}}
また搭載砲の七五粍砲は第一陸軍技術研究所(砲103)と、噴進爆雷は第三陸軍技術研究所(近15)と協力するもので、研究完了は昭和20年3月を予定していた。
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さて、wikipedia及びそのネタ元である『機甲入門』には五式軽戦車ケホの車体に九九式七糎半戦車砲を搭載した、クセなる計画があったという記述がある。Wikipediaの九九式七糎半戦車砲には「後に駆逐戦車(クセ)、駆逐戦車(甲)の主砲として搭載された九九式七糎半戦車砲II型には、~(略)」とあり、あたかもクセ車と駆逐戦車(甲)とは別の車両のように表現されている。しかし、駆逐戦車(甲)の計画重量・装甲厚はケホ車の車体を利用したと考えられる数字であり((九八式軽戦車ケニでは全備重量でも7.2tしか無く、軽すぎる。また車体装甲厚も16mmしか無い。ケホ車なら両方の数字が満たせる))、ここではクセ車と駆逐戦車(甲)は同じ物であると見做すことにした。
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*クセ(甲) [#h005fb6f]
写真求む
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''スペック''
|車体|試製五式軽戦車ケホ|
|車体装甲厚(mm)|20|
|重量(t)|8.5|
|エンジン|過給器付空冷直列6気筒ディーゼルエンジン|
|馬力(hp)|150|
|出力重量比|17.65|
|武装①|九九式七糎半戦車砲Ⅱ型|
|砲口初速①(m/s)|453(HE),443(AP)|
|武装②|試製五十七粍戦車砲|
|砲口初速②(m/s)|810|
|類似火砲|九九式七糎半戦車砲(ホイ)/ケホ砲|
(『機甲入門』、Wikipedia)
**概要 [#m0559ac8]
クセ(甲)は、ケホの車体から砲塔を取り外し、九九式七糎半戦車砲Ⅱ型を固定戦闘室に備えた自走砲(駆逐戦車)である。昭和19年に一両が試作された。最高時速は48㎞/h
主砲の九九式七糎半戦車砲Ⅱ型は、ホイの主砲「九九式七糎半戦車砲」に左右各15度の方向射界を付与したもので、重量は60㎏増加し、約603㎏となっている。
使用弾種は、徹甲弾、榴弾、穿孔榴弾(HEAT)
当妄想ツリーではTier3駆逐戦車とした。
(『日本の戦車 パーフェクトガイド』、Wikipedia、)
*クセ(乙) [#afd93b86]
写真求む
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''スペック''
|車体|試製五式軽戦車ケホ|
|車体装甲厚(mm)|20|
|重量(t)|8.5|
|エンジン|過給器付空冷直列6気筒ディーゼルエンジン|
|馬力(hp)|150|
|出力重量比|17.65|
|武装①|九一式十糎榴弾砲|
|砲口初速①(m/s)|454|
|武装②|噴進爆雷|
|砲口初速②(m/s)|?|
|類似火砲|ホニⅡ砲/二〇糎噴進砲か?|
(『機甲入門』、Wikipedia、アジ歴C14011075200)
**概要 [#i5de3bfb]
クセ(甲)の七五粍榴弾砲の代わりに噴進砲(ロケット砲)を搭載したもの。ただ噴進"砲"ではなく噴進"爆雷"と表現しているあたり、正直砲身を備えているのかどうかすらも怪しい。
第三陸軍技術研究所の研究計画(C14011075100)によると、噴進爆雷(近15)は有効射程300mで"200mmの鋼板に威力あるもの"とのことなので、字面通りに受け取って200mm程度の貫通力があったと見られる。当然弾頭は形成炸薬弾、当時流に言うなら「タ」弾だろう。
第三陸軍技術研究所の研究計画(C14011075100)によると、噴進爆雷(近15)は有効射程300mで"200mmの鋼板に威力あるもの"とのことなので、字面通りに受け取って200mm程度の貫通力があったと見られる。当然弾頭は成形炸薬弾、当時流に言うなら「タ」弾だろう。
またタ弾の口径と貫通力の関係からして、200mmの貫通力を見込むにはおおよそ175mm程度の弾頭径が必要((当時のタ弾の威力からして))なので、既存の噴進砲で言うなら四式二〇糎噴進砲が適格だろう。曲射用の本砲を直射に利用した場合、300mという極端に短い有効射程も致し方ないと思われる。
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初期砲として設定している10榴に特にこれと言った意味はない。勿論10榴が搭載されていたという記録もない。
ただ、初期砲を七五粍榴弾砲にしてしまうとクセ(甲)と完全に被ってしまうし、何よりTier8ではどうしようもないという事情がある。まあ10榴でもどうしようもない訳だが。十五糎級の噴進砲を搭載するというのも一案だろう。
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現在Wargamingはロケット砲や無反動砲を搭載する車両をWoTには登場させていないが、SS-1、60式自走無反動砲といった戦後自衛隊の無反動砲搭載車両と、旧日本軍の駆逐戦車群を結ぶ架け橋的存在として、本車はこれ以上無いほど適任であろう。

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