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日本語表記:新自走砲車台 ジへ(秘匿名称「ジへ」は便宜的にでっち上げた)


新自走砲車台.jpg
赤枠が問題の自走砲である。
JACAR(アジア歴史資料センター)Ref.C15010409100、「昭和20.8.31 陸軍技術研究所の部 陸軍兵器行政本部」(防衛省防衛研究所)、P.2。


スペック

車体五式中戦車 チリ(?)
車体装甲厚(mm)75
重量(t)37
エンジン①Kawasaki Type 98 V-12
馬力(hp)①550
出力重量比14.86
武装①試製十糎対戦車砲
砲口初速(m/s)①約900
武装②試製十糎対戦車砲改
砲口初速(m/s)約1000
類似火砲初期砲はカト砲、後期砲は10.5cm KwK 46など

(アジ歴C15010409100、搭載砲は10cmカノン砲ということ以外は不明)


概要 Edit

第四陸軍技術研究所が戦後連合軍に提出するためにまとめた資料(C15010409100)に登場する謎の自走砲。長砲身10cm砲を搭載した戦闘車両として、開発されていたことが知られているのは、試製新砲戦車(甲)ホリと試製十糎対戦車自走砲カトだけである。当然この新自走砲車台は、そのどちらかであるだろうと思われたが、同じ資料の別のページにカト車が載っていること、名称や装甲厚、進捗状況がホリ車とは異なることから、別の計画であったと断定した。
上述の資料の他に、この新自走砲車台について言及している資料は見当たらないので、具体的な形状や搭載砲は想像するしかない。
ここで注目したいのは、発動機出力・装甲、この2つの数字である。これらの数字はチリ車のそれに一致することから、車体はチリ車のもとを流用したのではないかと考えられる。
また7.5cm砲に比して大型の10cm砲を搭載するにも関わらず、チリ車から重量が2トンしか増加していないところからすると、ホリ車のような重厚な密閉戦闘室ではなく、カト車のような簡易な開放型戦闘室だったのではないかと思われる。
こうした予想は、この車両が”砲戦車”ではなく”自走砲”であることからも裏付けられる。しかし、曲がりなりにも75mmの装甲を備えているので、対戦車戦闘を考慮した自走砲だったのだろう。
以上を総合して、新自走砲車台とは、「チリ車々体をベースにしたカト車のような対戦車自走砲」だったと予想される。

妄想パート Edit

これは全くの妄想だが、新自走砲車台はカト車に対する不満から産まれたのではないだろうか。
というのも、カト車々体はチト車のものをベースにしているが、当のチト車は元々57mm砲を搭載する中戦車として計画されたものである。つまり57mm砲を載せる予定だった車体に、7.5cm砲どころか10cm砲を載せたわけで、当然車体のキャパシティを超えていたのだろう。10cm砲の大火力も操砲が難しくては元も子もないと考えられても、おかしくはない。そこで一回り大きいチリ車々体を利用した対戦車自走砲が計画されたのではないだろうか。
しかし、資料を見れば分かる通り、計画は設計段階で中止されている。おそらく途中でカト車との差別化が難しい、あるいはカト車でも十分ということになったのであろう。カト車の搭載砲はホリ砲とほぼ同じものが利用されているが、計画ではカト砲はホリ砲より強力なものを搭載する予定であった。新自走砲車台は、この真カト砲を前提にして計画されたのかもしれない。そして、カト砲にホリ砲を流用することが決定されたことで、チト車体のカトでも十分に役目を果たせると判断されて、新自走砲車台計画はお役御免になったのだろう。

お名前について Edit

ジへと言う名前はでっち上げである。しかしWoTというゲーム環境において、「新自走砲車台(New SPG Hull)」などという名前はあまりにも味気ないどころか、最早使いづらい。そこで秘匿名称を勝手に付けた次第である。
一応
「新自走砲車台、略してジホだ」
「待てよジホは既に使われているぞ」
「ジホⅡだと設計上何も関連が無いのにジホの改良版みたいに聴こえて都合が悪い…」
「せや、いろは順で一つズラしてジヘにしよう!」
というような推理で名付けている。陸軍にはもう少し体系的な命名を心掛けて頂きたいものである。